9階西病棟
広島大学病院9階西病棟では、同種造血幹細胞移植前治療の支援と、治療を受けられた患者さんとご家族が安心して退院後の生活を過ごせるよう支援を行っています。
移植前には、様々な薬物療法、自家末梢血幹細胞採取、同種造血幹細胞移植前の化学療法が行われています。そのため、副作用対策や感染予防などについて事前に説明を行い、患者さんの治療が安全・安楽に行われるように支援しています。また、医師・歯科医師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・臨床工学士・管理栄養士といった多職種や院内にある緩和ケアチーム・栄養サポートチームといった様々なチームと連携し、タイムリーに必要な支援が受けられるように調整しています。このような看護の質を維持していくために、24時間患者さんのそばにいる看護師としての責務を自覚し、治療や看護について知識・技術向上に努めています。学会認定・臨床輸血看護師や院内認定の輸液・輸血・がん化学療法看護師の資格を有したスタッフがサポートしています。
移植後では、移植後長期フォローアップ資格を有する看護師を中心に、身体症状や服薬の管理などセルフマネジメントへの支援を行います。また社会資源の活用など医療ソーシャルワーカーと連携し、退院後の生活を安心して過ごせるように支援しています。退院後の生活を見据えた支援を早期から行うために、入院前から造血細胞移植コーディネーターや外来部門と連携し、切れ目ない看護の提供を行っています。