厚生労働省 造血幹細胞移植医療体制整備事業
造血幹細胞移植推進地域拠点病院
広島大学病院
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口腔ケアチーム

移植治療では、細菌に対する免疫力が低下し、口の細菌が原因で副作用が出現することが多数報告されています。口の細菌は、発熱の原因となったり、治療中の口内炎を重症化させるなどのつらい副作用をひき起こします。口の中には「便と同量の菌」が生息しています。しかし、普通に歯ブラシをするだけでは、副作用に関係する不要な細菌を十分に落とすことは出来ません。

そこで、連携口腔ケアサポートチームでは、歯科医師、歯科衛生士が血液内科医療スタッフとともに、治療中の副作用を軽減させるために、治療支援を行います。治療にむけてさまざまな検査を行っている段階、つまり治療を開始する前から、皆さんと一緒に口の管理を行います。感染の元をできるだけ少なくするために、歯の治療を行い、さらに専用の器具で細菌の除去、歯面研磨を行います。治療のたびに口の細菌数を測定し、トラブルの少ない菌数で維持できるように支援します。できるだけ苦痛を少なく移植治療を乗り切っていくために、不安なことはいつでも連携口腔ケアサポートチームにご相談ください。